
Case 3
西日本シティ銀行小笹支店
品よく、街のシンボルへ。
設計は多くの夢を叶える仕事。
本案件は基本設計、実施設計、現場監理など
いわゆる設計者が行う業務をメインで担当しました。
基本構想としては親しみやすさ、入りやすさなど
企業の経営戦略コンセプトを踏まえながら
街の中に溶け込み、ランドマークとしても
存在感のあるものを検討していきました。
とはいえ、銀行はお金を扱う場所なので信頼が大切。
銀行のグレードを保ちながら、品よく目立ち、
集客できる外観・空間デザインを目指しました。
また、実際に自分の足で周辺を歩きながら
街の特徴や地域性なども考えながら
さまざま角度から検討を重ねました。
銀行は、金庫やセキュリティーなど仕様が決まった箇所も多く、
別途工事に関する調整作業も大きな仕事のひとつとなります。
大変な仕事でしたが、工事中や完成後に、
「あの新しい建物何だろう」とか「これキレイよね」など
街の人たちの声を耳にした時には設計者として
大きな喜びを感じることができました。
建築設計という仕事は多くの方々の協力あってのもの。
ひとりでは建物は建ちません。単に自分の価値観を
伝えるだけではなく、描いた理想をどうすれば実現できるか、
お互いの持つ知識やアイデアを出し合わなければ
新しいものは決してつくれません。
そういった強い信頼関係によって完成できれば
建築主の方や、工事に協力してもらった人たち、
街の人の夢までも叶えることができる
それが、設計という仕事の醍醐味だと思っています。




